「シニア犬におすすめのドッグフードはどれ?」
「シニア犬が食べやすいドッグフードを知りたい!」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
犬は高齢になるにつれて消化機能が弱まり、食が細くなることが多いです。
飼っている愛犬が高齢になっていくと、「シニア犬にはどんなドッグフードが合うんだろう?」とドッグフード選びに悩んでしまいますよね。
ここでは、シニア犬(老犬)向けのドッグフードを23種類徹底比較して、おすすめのドッグフードを5つ厳選しました。
【この記事を読むと以下のことが分かります】
- シニア犬に合う餌の選び方
- あなたのシニア犬におすすめのドッグフード
- 粒が柔らかいおすすめのドッグフード
- シニア犬用に切り替えるタイミング
今まで100種類以上のドッグフードを調べてきた愛犬家の僕が分かりやすく解説していきますね。
目次
老犬(シニア犬)に適したドッグフードの選び方
3つのポイント
- 高タンパク質・低脂肪・低カロリーのフードを選ぶ
- 新鮮食材で作られているドッグフードを選ぶ
- 関節サポート成分が含まれたフードを選ぶ
シニア犬(老犬)に適したドッグフードを選ぶ際は、上記の3つのポイントがあります。
以下で簡単に解説していきますね。
①高タンパク質・低脂肪・低カロリーのフードを選ぶ
シニア犬には高タンパク質・低脂肪・低カロリーのドッグフードを選びましょう。
老犬は成犬に比べて運動量が減るので、脂肪やカロリーが高いドッグフードを与えると肥満に繋がるからです。
また、肥満になると臓器や関節への負担が大きくなり、老化が進行したり、関節炎や骨折を引き起こしやすくなります。
そのため、老犬には脂肪やカロリーの低いドッグフードがて適していると言えます。
ただ、タンパク質はシニア犬にとっても大切な栄養素なので、高タンパク質フード(30%以下)が理想です。
高タンパク質のドッグフードを与えることで筋肉量を維持していくことができ、肥満になりにくい身体になります。
ただ注意したいことは、タンパク質が高すぎると腎臓に負担をかけてしまうので、高タンパク過ぎないことも大切ですよ。
愛犬がシニアになったら健康診断を受けて、獣医さんとフードの内容を相談をすることをおすすめします。
②新鮮食材で作られたドッグフードを選ぶ
消化の良さを考えると、老犬には新鮮食材で作られたドッグフードを選ぶことが大切です。
高齢になるにつれて犬は消化機能が弱くなっていくからです。
消化に負担をかける「化学合成物質」を使わず、原材料に曖昧な表記がないドッグフードを選びましょう。
また、犬は穀物よりもお肉の摂取が大切なので、第一主原料に穀物を使っているドッグフードは避けることをおすすめします。
原材料に曖昧な表記がなく、新鮮な動物肉を主原料にしたドッグフードが理想と言えますね。
③関節サポート成分が含まれたフードを選ぶ
先ほどもお伝えしたように、高齢になっていくと関節が弱くなっていきます。
特にチワワなどの小型犬の場合は骨が細く、骨折や脱臼がしやすいので、関節サポート成分が配合されたドッグフードを選ぶことを強くおすすめします。
シニアになると関節が弱くなるのは人間と同じですね。
代表的な関節サポート成分
- グルコサミン
- コンドロイチン
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
上記の全てが配合されている必要はありませんが、最低1〜2個は配合されたドッグフードだと老犬に適していますよ。
また、上記以外にも、骨を強化するコラーゲンの生成に必要な成分「MSM(メチルスルフォルニメタン)」が配合されたドッグフードもおすすめできますね。
「MSM(メチルスルホニルメタン)」は関節の痛みや腫れ、炎症を和らげる働きがあるので、すでに関節炎を発症している子にも有効です。
注意点として、もし愛犬がすでに腎臓病や肝臓病などの疾患がある場合は、上記の選び方が適さない可能性があるので、上記の選び方のポイントよりも獣医さんの声を参考にするようにしましょう。
シニア犬(老犬)に評判のドッグフードを徹底比較【全23種類】
ここからは、シニア犬(評判)に評判が良いドッグフード(23種類)を徹底比較したのでご紹介していきます。
「タンパク質・脂質・カロリー」「食材の品質」「関節サポート成分の有無」の3点を評価してまとめましたので、ご覧ください🔽
商品名 | タンパク質 脂質 カロリー | 食材 | 関節 |
ウェルネスコア(高齢犬用) | 33%以上 10~12% 325kcal | ⭕️ | |
オリジン(シニア) | 38%以上 15%以上 363kcal | ||
サイエンスダイエット(シニア 小型犬用 高齢犬用 7歳以上) | 19.9% 14.9% 365kcal | △ | |
スーパーゴールド(フィッシュ&ポテト シニアライフ) | 24%以上 7%以上 326kcal | ⭕️ | |
ナチュラルチョイス(エイジングケア チキン&玄米) | 25%以上 13%以上 355kcal | ⭕️ | ✖️ |
モグワン | 28% 12% 344kcal | ||
いぬはぐ | 22%以上 6%以上 332kcal | ||
このこのごはん | 21.5%以上 4.7%以上 342kcal | ⭕️ | |
ファインペッツ | 27.1% 16% 440kcal | ||
ブッチ | 10.5%以上 8%以上 123.3kcal | ⭕️ | |
馬肉自然づくり | 27%以上 11.1%以上 399kcal | ✖️ | |
ピッコロ | 34%以上 15%以上 355kcal | ||
ボッシュ(ミニシニア) | 19% 7% 312kcal | ✖️ | |
ロイヤルカナン/インドアシニア | 22%以上 12%以上 382kcal | ✖️ | ⭕️ |
カナガン | 33%以上 17%以上 361.25kcal | ||
ヤムヤムヤム | 18%以上 9.5%以上 280kcal | ⭕️ | |
ヤラー(シニア) | 25% 9% 330kcal | ✖️ | |
ユーカヌバ(スモールシニア) | 27%以上 15%以上 398kcal | ⭕️ | ✖️ |
ロイヤルカナン(ミニアダルト8+) | 25%以上 14%以上 397kcal | ⭕️ | ✖️ |
ロータス(シニア チキンレシピ) | 18%以上 8%以上 357.9kcal | ✖️ | |
アイムス/7歳以上健康サポート | 24%以上 10.5%以上 369kcal | ✖️ | ⭕️ |
オリジンシニア | 38%以上 15%以上 363kcal | ||
アカナシニアドッグ | 33%以上 14%以上 332.5kcal |
23種類を比較したところ、シニア犬に評判が良いといっても栄養成分がドッグフードによって違うことが分かりました。
タンパク質が低いものがあったり、逆に高タンパク質のドッグフードもあります。
前述したように、シニア犬も筋肉量を維持するために適度タンパク質の摂取は大切です。
低タンパク質が向いている犬は、病気によって栄養の摂取制限がある子です。
シニア犬(老犬)におすすめのドッグフード3選
先ほどの分析結果から、コスパ・栄養バランスも評価対象に入れて、順位付けをしました!
ぜひご参考にしてください。
第1位【モグワンドッグフード】
価格 | 内容量 | 老犬との相性 |
3,960円 | 1.8kg |
シニア犬(老犬)に最もおすすめなのは、イギリス産ドッグフード「モグワン 」です。
モグワンはオールステージ対応していますが、タンパク質量が高く、脂質やカロリーは比較的低めなので、老犬に大変適しています。
また、モグワンには関節サポート成分が3種類(グルコサミン・コンドロイチン・MSM)配合されているので、その点も老犬におすすめできる理由です。
そして、モグワンは肉や魚、野菜、果物をバランスよく使用し、脂肪源は体内に吸収されやすいサーモンオイルを使っているので、肥満になりにくい特徴があります。
数多くあるドッグフードの中でもシニア犬(老犬)に最もおすすめできるドッグフードと言えますよ。
モグワンはこんな犬には不向き
- 鶏肉アレルギーの犬。
- サーモンアレルギーの犬。
モグワンはこんな犬・人におすすめ
- 穀物アレルギーのシニア犬。
- 肥満気味のシニア犬。
- 運動量が少ないシニア犬。
- コスパの良い高品質フードをお探しの人。
小粒で真ん中に穴が空いているので、顎の力が弱い老犬にとって噛み砕きやすく、食べやすい点も魅力です。
第2位【ピッコロドッグフード】
価格 | 内容量 | シニア犬との相性 |
3,960円 | 1.5kg |
ピッコロは老犬向けに作られたドッグフードです。
高タンパク・低脂肪・低カロリーと老犬向けの栄養成分であり、主原料は新鮮なチキンとサーモンを使っているので、良質な動物性タンパク質も摂取できます。
モグワンやカナガンよりもタンパク質が高いので、まだまだ運動量が多い活発な老犬におすすめですよ。
ピッコロはこんな犬には不向き
- 鶏肉アレルギーのシニア犬。
- サーモンアレルギーのシニア犬。
ピッコロはこんな犬・人におすすめ
- 穀物アレルギーのシニア犬。
- 運動量が多い活発なシニア犬。
- コスパの良い高品質フードをお探しの人。
肥満の心配がいらない元気な子に与えてあげてください。
第3位【カナガンドッグフード】
価格 | 内容量 | シニア犬との相性 |
3,960円 | 2kg |
ピッコロと同様、カナガンもタンパク質が高いドッグフードです。
カナガンの場合は主原料はチキンのみで、サーモンを使っていません。
お肉をたっぷりと愛犬に与えたい場合はカナガンが適しているでしょう。
モグワンやピッコロと同様で、カナガンも関節サポート成分が豊富なので関節が弱い子にも推奨できますよ。
カナガンはこんな犬には不向き
- 鶏肉アレルギーのシニア犬。
- 肥満気味のシニア犬。
カナガンはこんな犬・人におすすめ
- 穀物アレルギーのシニア犬。
- 運動量の多いシニア犬。
- コスパの良い高品質フードをお探しの人。
全体的に栄養価が高いので、活発なワンちゃんに向いていますよ。
第4位【YumYumYum!(シニア&ライト チキン ドライタイプ)】
価格 | 内容量 | シニア犬との相性 |
2,115円〜 | 500g |
ヤムヤムヤムはGREEN DOGのオリジナルドッグフードであり、種類が豊富です。
中でも「シニア&ライト」は主原料に国産の若鶏ささみ肉を使用しており、栄養成分は高タンパク・低脂肪・低カロリーです。
原材料に鰹節や昆布などを使っているので、粒は出汁の香りがするのが特徴ですよ。
ただ、価格が高めなのでお財布と相談してから購入するようにしましょうね。
ヤムヤムヤムはこんな犬には不向き
- 鶏肉アレルギーのシニア犬。
ヤムヤムヤムはこんな犬・人におすすめ
- 体重管理が必要なシニア犬。
- やわらかい粒が好きなシニア犬。
硬い粒が苦手な子におすすめできるドッグフードです。
第5位【馬肉自然づくり】
価格 | 内容量 | シニア犬との相性 |
3,000円〜 | 1kg |
馬肉自然づくりは、馬刺し専門店が販売している国産のドッグフードです。
人間用としてさばかれた馬刺しの切れ端をドッグフードの主原料にしている大変珍しい商品です。
馬肉は鶏肉と同等のタンパク質があり、馬肉自然作りで使われる馬肉は品質も高いので、栄養素をたっぷりと摂取することができますよ。
脂質やカロリーが控えめな点も魅力です。
馬肉自然づくりはこんな犬には不向き
- 馬肉アレルギーのシニア犬。
- 穀物アレルギーのシニア犬。
馬肉自然づくりはこんな犬・人におすすめ
- 肥満気味のシニア犬。
- 愛犬に新鮮な馬肉を食べさせたい人。
- 国産品にこだわりたい人。
合成ビタミンやミネラルの添加もない完全無添加フードなので、添加物に敏感なワンちゃんにもおすすめできます。
シニア犬(老犬)が食べやすいやわらかいドッグフードはある?
おすすめフード | |
半生フード (水分量20〜35%) | 1位:YumYumYum!(ヤムヤムヤム) 2位:ピュアロイヤル 3位:Perro |
ウェットフード (水分量75%前後) | 1位:カナガン 2位:ブッチ 3位:K9ナチュラル |
上記の表にオススメのやわらかいドッグフードをまとめました。
半生フードやウェットフードはドライフードに比べて水分量が多いので、やわらかく食べやすいです。
品質が高く安心して与えられるドッグフードをまとめたので、顎の力が弱くなってきたシニア犬に試してみるのも良いかと思います。
半生フードやウェットフードは硬い粒が苦手な子にもおすすめできますよ。
ただ、今のところ半生フードタイプは添加物を使ったドッグフードが多く、品質の高い商品が少ないです。
半生フードの中だと「YumYumYum!(ヤムヤムヤム)」なら使用食材が全てヒューマングレードで合成添加物が使われていないのでおすすめですよ。
半生フードやウェットフードは水分も同時に摂取できるので、水を積極的に飲まない子にも適していると言えるでしょう。
成犬用からシニア(老犬)用に変えるタイミング
シニア期 | 高齢期 | |
小型犬 | 6〜8歳頃から | 11〜12歳頃から |
中型犬 | 6.7歳頃から | 10〜11歳頃から |
大型犬 | 5歳頃から | 8歳頃から |
小型犬、中型犬、大型犬によってシニア期に入るのは異なります。
上記のように小型犬であれば6〜8歳ですが、大型犬であれば5歳頃からシニア期に入ります。
上記の表をシニア用ドッグフードに切り替える際の目安にしましょう。
ただ、シニアの年齢に明確な定義はありません。
たとえば、チワワの6歳は人間でいう42歳と考えられています。
「42歳を果たしてシニアと表現するか?」と言うと、人それぞれ捉え方は違いますよね。
人間の50歳でも、毎日運動をして若者のように元気な方もいらっしゃいます。
また、体内年齢は運動量や生活環境、食生活でも変わっていきます。
そのため、成犬用からシニア用に切り替える時期は、年齢だけで決めるのではなく、愛犬の食欲や様子などを観察して判断することが大切です。
もし、シニア期の年齢ではなくても愛犬の食べる量が減ったり、寝ている時間が増えたり、運動量が減ってきていたら、シニア期に突入しているのかもしれません。
年齢だけで判断せず、年齢・食欲・体調など総合的に見て判断をしましょうね。
成犬用とシニア用ドッグフードの違いは?
ドッグフードの中には全年齢に対応している商品がありますが、「成犬用」と「シニア用」に分かれている商品もありますよね。
成犬用とシニア用の違いは、成犬用に比べてシニア用は脂質やカロリーが低くなっていることが多いです。
前述したように、シニアになると運動量が減って太りやすくなるので、脂質やカロリーは低く調整されるんです。
一方、子犬や成犬はまだまだ活発な時期なので、脂質量やカロリーを低く設定せず、平均的または高めに設定されることが多いですよ。
他には、顎の力が弱まるので粒が噛み砕きやすかったり、粒の硬さを柔らかくしているドッグフードもあります。
シニア犬(老犬)におすすめのドッグフード【まとめ】
飼っていた愛犬が高齢になっていくと「どんなドッグフードを与えたらいいか?」悩んでしまいますよね。
今回ご紹介したドッグフードは、5商品ともシニア犬おすすめできる粒サイズ・栄養バランスです。
特にモグワンはタンパク質量や脂質量・カロリーが老犬に最適であり、肉・魚・野菜・果物をバランスよく摂取できます。
シニア犬に摂取させたい関節サポート成分も3種類含まれているので、悩んだ場合は「モグワン」がおすすめですよ。
モグワンなら全年齢に対応しているので、まだシニア期を迎えていなくとも与えていくことができます。
あなたの愛犬がいつまでも健康で長生きできることを僕は願います。
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